退社の意志が公になったのは、2026年1月のことでした。自身がアシスタントを務めていたTBSラジオの看板生番組『伊集院光とらじおと』の放送中、伊東さんは2026年2月いっぱいでの退社と、ドイツ移住の決断を生報告したのです。
パーソナリティの伊集院光さんは、彼女のクリエイティビティや独特の芸術的センスをいち早く見抜いていた良き理解者の一人でした。生放送中、リスナーが息を呑むなかで伊集院さんは温かく彼女の背中を押し、伊東さんもまた涙を滲ませながら自らの言葉で新たな夢を語りました。単なるタレント的な独立ではなく、「言葉の通じない異国でアーティストとしてゼロから勝負する」という選択は、多くのリスナーに強烈なインパクトを与えたのです。
移住先にドイツを選んだのは、現代アートの世界的ハブであり、若手アーティストが国籍を問わず集まるベルリンのアートカルチャーに惹かれたためでした。過去の肩書きが一切通用しない過酷な環境に自らを置くことで、アナウンサーという看板を完全に脱ぎ捨てる覚悟を決めた瞬間でした。