当時のプレイヤーなら誰しも、役場のしずえの前に立ち、どれを導入すべきか頭を抱えた記憶があるはずだ。設定できる条例は4種類。それぞれが村の生態系や経済活動をガラリと変えてしまう力を持っていた。
水やりをサボっても花が枯れない「美しい村条例」は、忙しい社会人にとっての救世主だった。一方で、深夜2時までR・パーカーズが営業する「眠らない村条例」は、夜型のゲーマーたちに圧倒的な支持を得た。これらの選択は、単なるゲームの難易度調整ではない。自分自身のリアルな生活リズムを、ゲームの世界に投影する儀式だったのだ。