A&Wが沖縄に誕生したのは、本土復帰前の1963年のことです。当時、日本国内にはまだマクドナルドすら存在しておらず、A&W北中城店(現・屋宜原店)のオープンが「日本初のファストフード店」の夜明けとなりました。その直後の1967年に誕生した牧港店は、米軍関係者や地元住民のドライブコースとして急速に定着していきました。
店舗の設計思想には、1950〜60年代のアメリカ西海岸のモータリゼーション文化が色濃く反映されています。車社会の沖縄において、広大な敷地と専用駐車スペースを備えた店舗レイアウトは画期的でした。地元客の間で定着した「エンダー」という呼称は、ネイティブの発音「A and W」が親しみやすく変化したものであり、現在では世代を超えて愛されるソウルフードブランドとしての地位を確立しています。