一方で、この作品が描こうとした「理性を超えた感情の揺らぎ」や、人間の割り切れない複雑さを評価する声も根強く存在する。すべてを正しさだけで裁く世の中に対する息苦しさを感じる層からは、本作のような挑戦的なテーマこそがドラマの醍醐味であるという意見も聞かれる。
しかし、エンターテインメントが社会に与える影響力が問われる現代において、未成年者を保護する視点は不可欠だ。『中学聖日記』を巡る議論は、表現の自由を守りつつ、いかにして現代の倫理観と折り合いをつけるかという、クリエイター側への重い宿題を突きつけ続けている。