英語の「on good terms」を「仲が良い」とだけ訳していませんか?実はビジネスの円満退社や人間関係の微妙なニュアンスまで表せる重要表現です。知っておくべき決定的な違いと自然な例文、使い方をわかりやすく解説します。
まず押さえるべきは、on good terms 意味の根底にある「terms(条件・間柄)」という言葉の成り立ちです。単数形の「term」が期間や用語を指すのに対し、複数形の「terms」は「人と人との取り決め、妥協点、関係の基盤」を意味します。つまり、be on terms with ニュアンスとしては、「特定の条件・関係性の土台の上に立っている」という客観的な状態を示しているのです。
したがって、「good」がついた「on good terms」は、情緒的にベタベタと仲が良い状態(close friends)を指すわけではありません。「感情的なしこりや敵対関係がなく、理性的なコミュニケーションが取れる良好な状態」を指します。日常会話でのbe on good terms with 使い方としては、主語と対象を前置詞「with」でつなぎます。
「I am on good terms with my former boss.(前職の上司とは良好な関係を保っています)」という表現は、プライベートで飲みに行く親友という意味ではなく、ビジネス上の連絡がスムーズに取れ、互いに敬意を払っている関係性を示すのが適切です。