1979年の国際児童年協賛曲として制作された「ビューティフル・ネーム」は、現代のSDGsや「ダイバーシティ(多様性)」の思想を四半世紀以上も先取りしていたと言える。「一人ひとりに違う名前があり、それぞれが素晴らしい」というメッセージは、日本語版と英語版の双方で世界中の子どもたちに向けて発信された。
ネパールや中国での海外公演をはじめ、80年代初頭から国境を越えてライブ活動を行っていた姿勢も特筆すべきだ。言葉や文化の壁を音楽でやすやすと乗り越えていく彼のポップス思想は、グローバル化が進んだ2020年代の今こそ、より一層の切実さと輝きを放っている。