多くの受験生がつまずく根本的な原因は、仮免学科試験と本免学科試験の構造的な難易度差を甘く見積もっている点にあります。仮免試験は出題数50問(50点満点・45点以上で合格)であり、出題範囲も第一段階の基礎法規に限定されていました。一方、免許センター学科試験で課される本免試験は、試験時間50分の中で文章問題90問(各1点)とイラスト問題5問(各2点)の計95問を解き、本免合格点90点以上を叩き出さなければなりません。
特に警戒すべきは、最後に配置されているイラスト問題です。危険予測(KYT)をテーマにしたイラスト問題は配点が1問2点、計10点分を占めます。1つの場面イラストに対して3つの選択肢が提示され、「3つすべて正解して初めて2点」という完全一致方式を採用している都道府県がほとんどです。1箇所でも判断を誤るとその問題の2点を丸ごと失い、わずか2〜3問落とすだけで合格ラインが絶望的になります。