水前寺清子さんの歌声と存在感は、今なお色褪せていません。1968年にリリースされた『三百六十五歩のマーチ』は、「ワン・ツー、ワン・ツー」「休まないで歩け」という平易かつ力強い歌詞で国民的アンセムとなり、高度経済成長期の日本を鼓舞しました。さらに1970年から放送されたTBS系ドラマ『ありがとう』では、警察官や看護師といった庶民的な主人公を熱演。ホームドラマ史上最高峰の支持を獲得しました。
現在のコンサートや地域イベントに足を運ぶ観客、SNS上に寄せられるファンの生の声からは、彼女がいかに特別な存在であるかが如実に伝わってきます。
「地方の市民会館のステージを観に行きました。80歳とは思えない声量で、マイクを少し離してもホール全体にドスンと響く低音と抜けの良い高音は健在。客席への語りかけも温かく、終演後は自然と涙が出ました」(70代・長年のファン)
「祖母の付き添いで歌謡コンサートに行きましたが、会場のお年寄りたちが『チータ!』と叫びながら一斉に笑顔になる光景は圧巻。どんなパワースポットよりも元気をもらえた気がします」(30代・来場者)
SNS上でも、「テレビで久しぶりにチータを見たけれど、背筋がピンと伸びていて驚いた」「熟年離婚して豪邸を手放したと聞いて心配していたが、むしろ表情が晴れやかで若返っている」といったポジティブな反響が圧倒的多数を占めています。形骸化した権威に頼らず、生の歌声で聴衆の心を震わせるステージングこそ、彼女が半世紀以上かけて築き上げた真骨頂です。