「なぜ総裁と総理は常に兼任するのか?」という疑問の答えは、日本が採用している議院内閣制の統治構造にあります。首班指名選挙 憲法 規定(日本国憲法第67条)では、「内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決でこれを指名する」と定められています。
国会で過半数の議席を確保している政党(第一党)が存在する場合、その政党の所属議員は党議拘束に基づき、自党のリーダー(党首)に一致団結して投票します。その結果、議会の多数派を握る与党党首が自動的に首班指名選挙で最多得票を獲得し、内閣総理大臣に選ばれる力学が働きます。
仮に自民党が単独または連立で過半数を維持している状況であれば、自民党のトップである総裁が総理に就任することが政治的な必然となります。過去の歴史を振り返っても、細川連立政権期(1993年)や民主党政権期(2009〜2012年)のように非自民勢力が政権を握った期間を除けば、与党党首 内閣総理大臣 関係はほぼ例外なく「自民党総裁=首相」という形で一貫してきました。