事故物件をめぐる情報流通の歴史において、最も画期的な転換点となったのが事故物件公示サイト「大島てる」の登場である。代表を務める大島てる氏と株式会社大島てるは、これまで不透明だった心理的瑕疵に関する情報をマップ上で可視化し、一般ユーザーからの情報提供や写真投稿を受け付ける仕組みを構築した。
サイト上に点在する炎のアイコンをタップすると、事件や事故の概要とともに、有志によって撮影された現地写真が確認できる。情報精度を巡る議論はあるものの、不動産業界における情報非対称性を打ち破り、消費者が自らリスクを回避するための強力な情報源として定着したことは疑いようのない事実だ。