日本ハム時代からの盟友であり、渡米後もグラウンド内外で二人三脚を歩んできた水原氏が、なぜこれほど重大な裏切りに手を染めることになったのか。その最大の理由は、違法スポーツ賭博への過度な没頭と、制御不能に陥ったギャンブル依存症にありました。
米司法当局の訴状によると、水原氏が違法ブックメーカー(賭元)と接触を持ったのは2026年秋頃とされています。当初は数万円から数十万円規模の賭け金だったものが、負けが込むにつれて掛け金が急増。損失を取り戻そうとさらに賭け金を吊り上げる「負け追い(チェイシング)」の典型的な悪循環に陥りました。
最終的に水原氏が積み上げた純損失(負け越し総額)は約4070万ドル(当時のレートで約62億円)という天文学的数字に達していました。専属通訳としての年俸(推定30万〜50万ドル)では到底返済不可能な借金返済のプレッシャーと、違法賭博組織からの激しい督促に追い詰められた結果、大谷選手の莫大な資産に手をつけるという最悪の選択肢へ踏み込んでしまったのです。