お取り寄せやギフトで届いた高級な白焼きを「電子レンジでそのまま温めて身が硬くなり、生臭さが出てしまった」という失敗談は後を絶ちません。白焼きの温め直しにおいて重要なのは、「身内部の水分補給(蒸し)」と「皮目の水分飛ばし(焼き)」の二段階プロセスです。
チルド品はもちろん、冷凍うなぎ白焼きの場合は調理前の解凍工程が仕上がりを左右します。急激な加熱解凍は細胞膜を破壊して旨味成分であるドリップを流出させるため、「冷蔵庫内で5〜6時間かけた緩慢解凍」または「密閉袋のまま流水解凍(約15分)」を徹底してください。
フライパンを使った「酒蒸しふっくら仕上げ」
身の柔らかさを最大限に引き出すなら、フライパンを用いた蒸し焼きが最適です。
- フライパンにクッキングシートまたは魚焼き用アルミホイルを敷き、適当な大きさにカットした白焼きを皮目を下にして置く。
- 白焼きの身全体に料理酒(または清酒)を大さじ1〜2杯振りかける。
- 蓋をして弱火〜中弱火で約3〜4分蒸し焼きにする。アルコールが揮発しながら鰻の生臭さを抱え込んで蒸散し、蒸気によって身がふっくらと膨らむ。
- 最後に蓋を取り、皮目がカリッとするまで30秒ほど水分を飛ばす。
魚焼きグリルを使った「外カリッ中フワッ香ばし仕上げ」
炭火焼きのような香ばしいテクスチャーを求める場合は、魚焼きグリル(またはオーブントースター)を活用します。
- 白焼きの両面にハケやスプレーで日本酒を軽く吹きかける。
- アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてから広げ(鰻がくっつくのを防ぐため)、グリルの網の上に敷く。
- 最初は身を上にして弱火で約2〜3分温め、身の脂がふつふつと浮き上がってきたら裏返す。
- 皮目を上にして中火で約1〜2分、皮がチリチリと音を立てて小さな焦げ目がつく程度に焼き上げる。