整髪料を使わずに髪型を整えようとすると、「ボサボサに見える」「ぺたんこになって動きが出ない」という壁にぶつかりがちです。しかし、近年のメンズカット技術は目覚ましい進化を遂げており、ワックスの油分やセット力に頼らずとも、毛束が自然と重なり合う「インナーレイヤー構造」をカットで作ることが可能になりました。
都内有名サロンのメンズ専門トップスタイリストは次のように証言します。「従来のカットは『ワックスをつける前提』で毛量をすく(減らす)ケースが多かったのですが、今は何もつけなくても自然な束感が出るよう、髪の内側からスライドカットで隙間を設計します。これにより、朝起きてドライヤーの風を当てるだけで、計算されたシルエットが自動的に完成します」。
さらに、10代特有の髪質である「ハリ・コシの強さ」は、整髪料を使わないスタイルにおいて最大の武器になります。大人のように髪が細くなっていないため、熱とブローの基本さえ押さえれば、根元から立ち上がり、美しいアーチを描くマッシュヘアやくせ毛を活かしたナチュラルスタイルが簡単にキープできるのです。