このブームを自治体も見逃してはいない。多くの地方自治体が、公式LINEや特設サイトを通じて、独自の県庁所在地クイズや地域密着型のマニアックなクイズを配信し始めている。目的は明確で、関係人口の創出と観光誘致だ。
例えば、県庁所在地の歴史や特産品に関するクイズに正解すると、現地の飲食店で使えるクーポンや、特産品が当たるキャンペーンに応募できる仕組みが導入されている。クイズをきっかけに「次はここに行ってみよう」という動機付けが生まれ、実際に観光客が足を運ぶという好循環が生まれている。記号としての都市名が、クイズを通じて温かみのある「行きたい場所」へと変化していく好例と言えるだろう。