ウェブ検索やSNSの投稿で頻繁に見かけるのが、「カカオトークは危険なのか」「使うと周囲に身バレするのではないか」という懸念です。ネットの掲示板や知恵袋などでは、かつて出会い系トラブルやスパム業者の温床とされた古い記憶から、ネガティブなイメージを抱く人が少なくありません。
実際のところ、カカオトークの通信インフラ自体は高度な暗号化(エンドツーエンド暗号化技術「シークレットチャット」機能など)が施されており、アプリそのもののセキュリティ強度は主要メッセンジャーと同等です。それにもかかわらず「身バレした」「見知らぬ相手から連絡が届いた」という事故が後を絶たない背景には、初期設定におけるプライバシー機能の理解不足という人的要因が存在します。
危険性を最小限に抑え、実生活の知人に一切知られずに利用するための核心が、友達自動追加のオフ設定とカカオトークID検索のやり方の管理です。
アプリ導入後、最初に実行すべき設定変更は以下の手順です。
- 画面右上の「歯車マーク(設定)」をタップし、「友達」メニューを開く。
- 「友達自動追加」をオフにし、自身の連絡先から自動で相手を追加しないようにする。
- 「友達への追加を許可」をオフにする。これにより、あなたの電話番号を知っている知人のカカオトーク上に、あなたが「おすすめ友達」として自動表示される事態を完全に遮断できる。
- 「プロフィール設定」から「カカオトークID」を作成する際、本名や誕生日、他SNSと同じ文字列を避け、完全に新規の英数字を設定する。
- IDを作成した後は、必要な時以外「ID検索を許可」のトグルスイッチをオフにしておく。
この3重の防壁を敷いておけば、電話番号を経由した身バレのリスクは理論上ゼロになります。他者と繋がる際は、一時的にID検索を許可して相互登録するか、アプリ内の二次元コード(QRコード)を直接提示する運用を徹底することが、トラブルを未然に防ぐ鉄則です。