西郷隆盛の顔が違う理由とは?教科書の肖像画の嘘と本物の真相について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。
西郷隆盛のビジュアルを巡るギャップを整理するため、教科書の肖像画、上野の銅像、鹿児島の銅像、そして生前の証言に基づく実際の特徴を比較表にまとめました。
対象・作品名作者・制作年顔・体格の特徴親族・専門家の判定・評価キヨッソーネ版肖像画
(教科書掲載)エドアルド・キヨッソーネ
(1883年)太い眉、ギョロッとした目、引き締まった口元。大日本帝国陸軍の大将服を着用。実弟(従道)と従弟(巌)のモンタージュ。生前の本人を知る者からは「似ている部分もあるが別人」と評される。上野恩賜公園 銅像
(東京・上野)高村光雲
(1898年除幕)着流し姿に愛犬ツンを連れた散歩姿。威嚇的な目つきと極端な胸板の厚み。妻・糸が「こんな人ではない」と否定。彫刻としてのデフォルメが強く、実物の温厚さとは乖離。鹿児島市立美術館前 銅像
(鹿児島・城山)安藤照
(1937年建立)陸軍大将の軍服姿で直立。キヨッソーネ画を忠実に立体化しつつ威厳を強調。地元鹿児島では「軍人・指導者としての西郷像」として定着しているが、ベースはやはりキヨッソーネ画。生前の実際の記録
(同時代人の手記)勝海舟・大久保利通・
英国外交官サトウ等身長約178〜180cm、体重100kg超の巨漢。色黒で福耳、澄み切った穏やかな瞳。「話すと引き込まれる包容力」「怒ると恐ろしいが普段は極めて物静か」という証言で一致。