「海外の男性はみんな剥けているのに、なぜ日本人ばかり包茎なのか」という劣等感を抱く男性は少なくありません。しかし、日本人男性の包茎事情を世界比較の視座から検証すると、人種ごとの身体的特徴と文化的背景が浮き彫りになります。
米国では男性の約60〜80%が割礼(新生児期に包皮を切除する慣習)を受けており、イスラム圏やユダヤ教圏では宗教的義務としてほぼ100%の男児が割礼を実施されます。すなわち、欧米諸国や中東で露茎が多いのは、自然に剥けているのではなく「幼少期に人為的に切除された結果」に過ぎません。事実、割礼文化の薄い北欧や西欧諸国(イギリス・ドイツ・フランスなど)では、成人男性の包茎割合は日本と大差なく、余剰包皮を有したまま生活することが普通です。
成人男性に仮性包茎が多い解剖学的理由として、黄色人種特有のペニス形態が挙げられます。白人・黒人に比べて東アジア人は陰茎海綿体の伸縮率(平常時と勃起時のサイズ差)が大きい傾向があり、平常時の縮小時に皮膚が余りやすくなっています。さらに、包皮そのものの肉厚さや皮下脂肪の付き方も相まって、平常時は自然に亀頭が覆われる構造になっています。これは過酷な寒冷地や湿潤な気候からデリケートな亀頭粘膜を保護するために適応した進化の結果であり、決して劣等な身体的欠陥ではありません。