SNSや国内外のレビューサイトで「シーズン1の第4話あたりで脱落した」「誰が味方か分からなくなった」という声を頻繁に見かけます。海外ドラマ専門ライターの調査や配信データの統計でも、序盤における途中離脱の約6割が人間関係の混同によるものと推計されています。視聴者が陥りやすい3大トラップを整理しました。
トラップ1:役名の酷似と「呼び名の乱立」
原作者ジョージ・R・R・マーティンのリアリズムへのこだわりゆえ、名前が非常に似通っています。「ロバート王」とスターク家の長男「ロブ」。「ブラン」と伝説の建築王「ブランドン」。さらには「ネッド(エダードの愛称)」「リトルフィンガー(ピーター・ベイリッシュの蔑称)」「オニオン・ナイト(ダヴォスの渾名)」のように、1人の人物に複数の呼称が存在することが初心者を激しく混乱させます。
トラップ2:シーズン途中のキャスト変更
主要キャストの熱演が光る本作ですが、一部の重要キャラクターでキャスト変更が発生しています。デナーリスの側近となる傭兵ダーリオ・ナハリス(エド・スクレインからマイケル・ユイスマンへ変更)や、最強の巨漢騎士「マウンテン」ことグレゴール・クレゲイン(計3名の俳優が担当)など、前触れのないビジュアル変化が視聴者の認知を揺さぶる要因となりました。
トラップ3:善悪の二元論が一切通用しない多面性
本作には完全な正義も完全な悪も存在しません。シーズン1で冷徹無比な悪辣貴族に見えたジェイミー・ラニスター(ニコライ・コスター=ワルドー)が中盤以降で深い人間性と騎士道を露わにする一方、理想に燃えていたはずのデナーリス(エミリア・クラーク)が大量虐殺の当事者へと変貌していく展開は、勧善懲悪に慣れた視聴者に強烈な認知的負荷を与えます。