バーベルトレーニングの世界的名著『Starting Strength』の著者マーク・リプトーは、長年にわたり「バーは常にミッドフットの真上を垂直に移動すべし」と説き続けてきた。この古典的原則は、現代のデジタル測定器を用いた動作解析でもその正当性が証明されている。
床からバーベルが浮き上がる瞬間、肩甲骨の直下にバーが位置していなければ、身体はバランスを取るために広背筋や脊柱起立筋へ異常な緊張を強いることになる。古典的な名著のアプローチは決して古びていない。むしろ、小手先のテクニックが氾濫する今だからこそ、骨格アライメントに基づいたシンプルな基本原則への回帰が求められている。