雛の成長ステージに合わせて、給餌回数は段階的に変化します。成長に応じた適切な挿し餌の回数の目安は以下の通りです。
・生後15〜20日前後(羽軸が出始めた頃):1日4〜5回(早朝・昼前・夕方・夜・深夜、約4〜5時間おき)
・生後21〜25日前後(羽が開き始めた頃):1日3〜4回(朝・昼・夕・夜)
・生後26〜30日前後(羽が生え揃う頃):1日2〜3回(朝・夕・夜)
・生後30日以降(一人餌練習期):1日1〜2回(夜のみ、または体重維持の補助)
飼育現場で多く寄せられる相談が、「雛が餌を食べない」または「挿し餌後も鳴き止まない」というトラブルです。
雛が餌を食べない主な理由は、給餌温度が冷めている(40℃未満)、環境温度が低く消化管が動いていない、環境の変化による強い緊張、あるいはすでに感染症にかかっているケースが挙げられます。まずケース内が30℃前後に保たれているか、挿し餌が適温かを再確認してください。
一方、お腹いっぱい食べたはずなのに雛が鳴き止まない原因としては、プラケース内の寒さ、暗さへの恐怖、あるいは甘え鳴きが考えられます。そのうがしっかり膨らんでいることを確認したら、過度な給餌は避け、ケースを薄手の布で覆って暗く静かな環境を作って休ませてください。満腹時の無理な給餌は、気管への誤嚥(ごえん)による窒息死を招くため極めて危険です。