山口もえが最初の結婚を発表したのは2005年11月のことでした。相手は当時、ITベンチャー「株式会社ゼNumberOf」などを率い、時代の寵児としてもてはやされていた実業家の尾関茂雄氏。セレブ婚としてワイドショーを賑わせ、2007年6月に第1子となる長女、2011年3月には第2子となる長男が誕生しました。
しかし、華やかな表舞台の裏側で、結婚生活は徐々に軋みを見せ始めます。きっかけの一つとなったのが、尾関氏の事業方針の転換と生活拠点のズレでした。尾関氏は次第に拠点を沖縄へと移し、現地での自己啓発セミナーや飲食店運営などに傾倒していきます。東京で芸能活動と子育てを両立させたい山口もえとの間で、生活環境や教育観を巡るすれ違いが深刻化していきました。
関係破綻を決定づけたのが、2011年6月に発生した元夫の逮捕劇です。尾関氏が実質的に経営に関与していた東京・六本木の会員制バーが無許可で風俗営業を行っていたとして、風営法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。当時、長男を出産してわずか3か月足らずだった山口もえにとって、この事件は計り知れない衝撃を与えました。
関係者の証言や当時の報道資料によると、すでに別居状態にあり修復は困難とみられていましたが、夫の逮捕という事態を受けて子どもの将来と安全を最優先に決断。逮捕から約2か月後の2011年8月、正式に協議離婚が成立しました。山口もえは自らの手で2人の子どもの親権を持ち、シングルマザーとして再出発を切ることになったのです。