堀田丸正を巡る議論で最も見落とされがちな盲点は、「低位株=割安株」ではないという厳然たる市場原則です。
数十円で買える銘柄を前にすると、「失うリスクは限定的で、上がれば2倍、3倍になる」と錯覚しがちです。しかし、企業の財務状況や収益性が伴わない場合、その株価水準は市場のシビアな評価の現れに過ぎません。株価が50円の銘柄が40円に下落すれば、下落幅はわずか10円ですが、資産の20%が失われます。
また、堀田丸正 RIZAPという強固な親会社が存在することが、必ずしも株主価値の向上を保証するわけではない点も重要です。親会社の経営戦略において、上場子会社をどのように位置付けるかはグループ全体の最適化によって決まります。少数株主にとって常に有利な条件で再編が行われるとは限らず、資本政策に対する過度な楽観論は禁物です。