日本民間放送連盟が定める放送基準や権利取り決めのフレームワークも、急速なデジタルシフトへの対応を迫られている。ラジオ放送業界は元来、強固な地域独占と電波法に基づく厳格な規律のもとで発展してきた。しかし、境界のないインターネット配信との融合は、従来の商習慣に大きな揺さぶりをかけている。
広告主との契約形態、音源の二次使用料、出演者の配信権。これら全ての権利関係をデジタル時代に即した形へ刷新するには膨大な労力を要する。結果として、旧来の契約に基づいたCMは配信時に一時的に伏せられ、デジタル対応済みの枠へと差し替えられる。業界全体のルール作りが追いついていない現状が、リスナーの違和感として表面化しているのが実情だ。