錦糸町を訪れる多くの人々が陥りやすい最大の落とし穴が、「TOHOシネマズ錦糸町の2館体制問題」です。ネット上の知恵袋やSNSでも「チケットを買ったのに映画館の場所を間違えて上映に遅れそうになった」という投稿が散見されます。
TOHOシネマズ錦糸町は、北口の「オリナス」内に8スクリーン、南口の「楽天地(錦糸町PARCO上層)」内に4スクリーンという変則的な分館体制で営業しています。どちらも「TOHOシネマズ錦糸町」という同一の劇場名で予約画面に並ぶため、予約時に「オリナス館」なのか「楽天地館」なのかを必ずスクリーン番号(オリナス:スクリーン1〜8、楽天地:スクリーン9〜12)で確認しなければなりません。両館は駅を挟んで徒歩7〜8分ほど離れているため、現地での移動には思わぬタイムロスが生じます。
また、「過去に複数の店舗が相次いで閉店したため寂れているのでは」という古いネット上の書き込みも見受けられますが、これは定期借家契約の満了に伴う計画的な大型リニューアル期の情報が一人歩きしたものです。現在のオリナスは、集客力の高いアンカーテナントが強固に定着しており、週末にはファミリー層で満席となる活況を取り戻しています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
消費行動および商業施設の空間構造から分析すると、オリナス錦糸町の真価を最大限に享受できる層と、別の選択肢を検討すべき層は明確に分かれます。
【オリナス錦糸町を強くおすすめできる人】
- 小さな子ども連れのファミリー層:授乳室やベビールームの設備が充実しており、トイザらスでの買い物、フードコートでの気兼ねない食事、錦糸公園での外遊びをワンセットで完結できます。
- 車で買い物・映画鑑賞に訪れる人:都内23区内の駅近モールとしては異例の1,000台規模の駐車場と、映画鑑賞・まとめ買いによる長時間無料サービスは他の追随を許しません。
- 新生活の家具・日用品を一括調達したい人:ニトリ、家電量販店、大型100円ショップが同居しているため、引っ越しや模様替えの買い出し効率が極めて高いのが特徴です。
【利用に際して慎重になるべき人・他施設が向いている人】
- ラグジュアリーブランドや高感度セレクトショップを求める人:オリナスは実用性とファミリーカジュアルに特化しているため、ハイブランドを求める場合は銀座・日本橋エリアや都心の百貨店が適しています。
- 駅改札から1分以内で買い物を完結させたい急ぎの人:駅から徒歩3〜5分の距離があるため、電車の乗り換え合間などのクイックな用事には駅直結のテルミナが有利です。