採用の最前線に立つ人事担当者が履歴書の資格欄を見る際、最初に着目するのは「資格の難易度」以前に「公的文書として正確な名称が書かれているか」というコンプライアンス意識や几帳面さです。「ワープロ検定 合格」とだけ書かれた書類は、どの団体のどの試験を指しているのか判別できず、書類作成能力を疑われる直接の原因になります。国内で「ワープロ検定」と呼ばれてきた代表的な資格は、主に以下の3団体に大別されます。
第一に、最も社会的な通用度が高かったのが日本商工会議所ワープロ技能検定です。社会人や大学生が広く受験し、オフィスの標準スキルとして重宝されました。第二に、全国の商業高校生を中心に毎年数十万人規模が受験してきたのが全商ワープロ実務検定試験です。第三に、現在も全国の専門学校やスクール、一般企業で幅広く実施されているのが日本情報処理検定協会が主催する日本語ワープロ検定試験です。
履歴書へ記載する際は、以下の表記ルールを厳格に適用します。
- 日商の場合:日本商工会議所ワープロ技能検定試験 〇級 合格
- 全商の場合(改称前取得):全国商業高等学校協会主催 ワープロ実務検定試験 〇級 合格
- 全商の場合(現在):全国商業高等学校協会主催 ビジネス文書実務検定試験 〇級 合格
- 日検の場合:日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定試験 〇級 合格
このように、主催団体の冠を含めた正式名称を明記して初めて、資格としての客観的な証明価値が生まれます。