2017年11月16日夜、日本中に大きな衝撃が走りました。東京都中央区の首都高速都心環状線において、停車中の乗用車内で意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された鶴ひろみさん。享年57歳というあまりにも早すぎる別れでした。所属事務所の公式発表および警視庁の検証によると、死因は大動脈解離(運転中に発症した心疾患)でした。
特筆すべきは、発症時の状況です。突然の激痛に襲われる極限状態にありながら、鶴さんはハザードランプを点灯させ、走行車線を避けて車を中央分離帯に寄せて安全に停止させていました。同乗者はおらず、周囲の車両を巻き込む事故も一切起こしていません。捜査関係者や医療従事者からも「激しい苦痛のなか、後続車や第三者への被害を防ぐために命がけでブレーキを踏んだのではないか」との見解が示され、その最期に見せた冷静さと責任感は、多くの人々の涙を誘うとともに深い敬意を集めました。