マッコウクジラはなぜ垂直に眠るのか?海中の巨塔が魅せる休息の神秘

マッコウクジラはなぜ垂直に眠るのか?海中の巨塔が魅せる休息の神秘

マッコウクジラはなぜ垂直に眠るのか?海中の巨塔が魅せる休息の神秘の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

Q1:マッコウクジラは寝ている間に海流で流されたり、海底へ沈んだりしないのですか?
A1:体内の比重を海水とほぼ同じ(中性浮力)に保つ身体能力があるため、極端に沈降することはありません。ただし海流によってゆっくり押し流されることはあります。群れ全体がほぼ同じ水塊に乗って漂うため、仲間同士が離散するリスクは最小限に抑えられています。

Q2:眠っている間に口を開けてしまい、海水が胃や気道に入ることはないのですか?
A2:クジラ類の気道と食道は喉の奥で完全に分離しており、構造的に口を開けても気管に水は侵入しません。さらに睡眠中は下顎をダラリと下げる個体も観察されますが、強力な食道括約筋が働いているため海水が無制限に胃へ流れ込むことも防がれています。

Q3:日本沿岸(小笠原諸島や知床など)でも直立睡眠している姿を観察できますか?
A3:可能性はゼロではありませんが、きわめて稀です。日本近海でもマッコウクジラは回遊していますが、水深が深く透明度の高い外洋域で、なおかつ波が穏やかな条件が揃わない限り確認できません。国内のウォッチングでは水面でのブロー(潮吹き)や尾ビレを上げての潜水行動の観察が主流となります。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。