シニアの長寿祝いに関して、インターネット上では様々な情報が飛び交っていますが、家族関係者や介護スタッフが誤解しやすいポイントがいくつか存在します。
代表的な誤解の一つが、「105歳に正式な長寿祝いの名称はない」という俗説です。伝統的な長寿祝いには、60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、100歳の百寿(紀寿)、そして108歳の茶寿、111歳の皇寿、120歳の大還暦などが定められています。そのため「105歳は中途半端な年齢」と見なされることがありますが、これは大きな誤認です。
多くの自治体や高齢者福祉施設では、100歳の百寿以降、5年ごとの節目を「百五寿(ひゃくごじゅ)」や「特別長寿祝典」として公的に祝福する枠組みを設けています。また、かつて主流だった「数え年(106歳)で祝うべきか、満年齢(105歳)で祝うべきか」という議論についても、現代では本人の健康状態や家族が集まりやすい満105歳の誕生日に合わせて実施するのが標準的です。