中学校生活を左右する校則や課外活動の環境にも、大きな変化が生じています。
校則に関しては、名古屋市教育委員会が進める「校則の見直し指針」を受け、理不尽と批判されたブラック校則の撤廃が着実に進んでいます。頭髪に関する細かな規制(ツーブロックの禁止や過度な前髪規定など)は実質的に緩和され、清潔感や安全性を基準とした生徒主体のルール運用へと移行しました。防寒具や靴下、下着の色指定といった画一的な指導も見直され、生徒の健康や個性に配慮した柔軟な運用が行われています。
また、制服についても機能性とジェンダーレスに配慮したブレザータイプへの更新が進み、スラックスとスカートを生徒が自由に選択できる環境が整備されています。
一方、部活動については、全国的に進められている「休日部活動の地域移行」が進行中です。教員の長時間労働是正と少子化対応を目的として、休日の指導を地域のスポーツクラブや民間指導者へ委託・連携するモデルが段階的に適用されています。平日の活動日数や時間にも上限が設けられているため、「平日は学校部活で基礎練習を行い、本格的な技術指導やハイレベルな競技志向は民間のクラブチームで追求する」という役割分担が定着しつつあります。これにより、過度な部活動の拘束から解放され、学業や家庭学習との両立が図りやすくなったと肯定的に捉える保護者が増えています。