大会を通じて日本を救ったのは、新旧スターたちの眩い輝きでした。特にベネズエラ戦で見せた比江島慎選手の神懸かり的なパフォーマンスは、日本バスケ史に残る伝説の一幕です。
第4クォーターだけで17得点、試合を通じて3ポイントシュートを7本中6本成功(成功率85.7%)させ、チーム最多の23得点をマーク。ホーバスHCから「マコ(比江島)は止められない」と称賛され続けたエースが、最も苦しい場面で「比江島タイム」を発動し、チームを敗北の淵から救い出しました。
一方、フィンランド戦で世界を震撼させたのが当時22歳の河村勇輝選手です。第4クォーターだけで4本の3ポイントを含む15得点を荒稼ぎし、マルッカネン選手の上から沈めたステップバック3ポイントは世界中でハイライトとなりました。この試合で25得点・9アシストを記録した河村選手は、大会通算でも1試合平均7.6アシストをマーク。この驚異的なスタッツが評価され、のちのNBAメンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約、そしてツーウェイ契約締結への足がかりとなりました。