『ひるおび』の歴史を語る上で欠かせないのが、「TBS ひるおび 視聴率 推移」のダイナミズムと、弁護士・八代英輝との絶妙なコンビネーションです。
かつてTBSの昼枠は、他局の強力な裏番組の前に低迷を続け「魔の激戦区」と呼ばれていました。そのジンクスを打ち破り、2010年代に世帯視聴率同時間帯トップへ躍進させた立役者が、MCの恵俊彰とコメンテーターとしてレギュラー出演する八代英輝のタッグでした。「恵俊彰 八代英輝 コメンテーター」の並びは、視聴者にとって「昼の日常の光景」として定着しています。
番組における2人の役割分担は計算され尽くしています。恵が一般庶民の目線や視聴者の素朴な疑問を代弁するアプローチを採るのに対し、八代が法的な根拠や客観的なロジックを提示することで、難解な社会問題を分かりやすいエンターテインメント解説へと昇華させてきました。過去の特別番組の取材で恵自身が「八代さんが隣にいてくれるからこそ、自分は安心して一歩踏み込んだ素人目線の問いかけができる」と語った通り、二人の信頼関係は番組の背骨となっています。
しかし、近年の視聴率争いは苛烈さを極めています。テレビ朝日系『大下容子ワイド!スクランブル』がシニア層の強固な支持を集めて視聴率トップの座を激しく争っており、日本テレビは若年主婦層を囲い込んでいます。世帯視聴率で5%から6%台を争うデッドヒートが繰り広げられる中、制作現場では速報ニュースの初動スピードや、視聴者を飽きさせないフリップ解説の演出強化が日々アップデートされています。