なぜこれほどまでに、春子夫人を巡る不穏な噂がネット上に溢れ返ることになったのでしょうか。検索エンジンやSNSのサジェストに並ぶ「タモリ 妻 病気の噂」「タモリ 妻 死別デマの理由」を紐解くと、複数の出来事が歪曲されて伝播したプロセスが浮き彫りになります。
噂の発端となった最大の要因は、2014年3月の『笑っていいとも!』グランドフィナーレ以降に訪れたライフステージの変化と、2024年春に報じられたタモリ自身の「終活宣言」です。レギュラー番組を徐々に整理し、長年構想していた豪華客船での世界一周旅行を妻の体調面などを理由に断念した経緯が報じられた際、ネット上の一部まとめサイトや動画配信者が「妻が重病で動けない」「終末期の介護に入った」と過激な見出しで煽ったことが発端でした。
さらに拍車をかけたのが、所属事務所の登記変更や資産整理の動きです。春子夫人はタモリの個人事務所の代表取締役を長年務めていましたが、高齢化に伴う事業承継の手続きや役員異動が登記簿上で確認された際、これが尾ひれをつけて「代表を退いた=体調が危険、あるいは死別したのではないか」という根拠なき死亡説へと飛躍してしまいました。
週刊誌の芸能担当デスクは次のように語っています。
「タモリさんは自分の私生活を切り売りして同情を買うことを何よりも嫌う美学の持ち主です。奥様が白内障や運動機能の低下で歩行に杖や介助が必要になったのは年齢相応の自然な生理現象ですが、本人が一切メディアで弁明しないため、ネットの検索需要だけが独り歩きして『重度介護』や『死別』といったフェイクニュースに膨れ上がってしまいました。実際には、自宅内で夫婦揃って晩酌を楽しみ、会話を交わす日常が保たれています」