玉城氏の人生を語る上で欠かせないのが、高校時代に直面した先天性の心臓病による闘病生活です。突然の体調悪化により長期入院を余儀なくされ、病室のベッドから一歩も出られない日々を過ごしました。
「外の世界へ自由に出て、青空の下を走り回りたい」「病室にいながら他者の身体を通して世界を体験できないか」――この切実な願いこそが、のちに世界を驚かせるボディシェアリング(身体共有技術)の着想の原点です。絶望的な状況に屈することなく、身体の不自由さをテクノロジーで解決するという明確な使命感へと昇華させたエピソードは、彼女の人間性と強靭な精神力を象徴しています。