テクノロジーの進化は止まらない。2026年度から本格始動した新カリキュラムでは、全学部を対象にAIリテラシーとデータサイエンスの基礎が必修化された。しかし、同大が重視するのは技術の習得そのものではない。データを使って「いかに地域社会の課題を解決するか」という人間中心の視点だ。
講義では、実際の水戸市内の交通データや観光消費動向を分析し、観光客誘致の具体策を市役所にプレゼンする授業も日常化している。学生たちは画面上の数字と格闘しながら、同時に市民の生の声を聞き取る泥臭い作業を並行して行う。このハイブリッドな学びが、彼らの思考力を鍛え上げているのだ。