2026年代半ばから続く最も構造的な変化が、中高一貫校による高校募集停止の影響です。豊島岡女子学園や本郷、成城をはじめとする数々の難関・上位私立校が高校からの生徒募集を取りやめ、完全中高一貫化へと舵を切りました。これにより、高校受験生が受験できる私立難関校の選択肢が劇的に絞り込まれる事態が発生しています。
この受け皿として浮上したのが、男子校・女子校の共学化に伴う偏差値変動です。共学化と同時に校名変更やコース新設、先進的な探究学習プログラムを打ち出した私立校(広尾学園グループや芝国際、芝浦工業大学附属など)は、軒並み偏差値を5〜10ポイント押し上げ、従来の序列を塗り替えました。
伝統的な男子校・女子校の募集枠縮小と、新鋭共学校の台頭というダイナミズムは、大学進学実績にも直接反映されています。都立トップ校の進学実績を支える層の併願先が限られたことで、私立併願優遇の基準(内申基準)を巡る争奪戦は年々激しさを増しています。