騒動が拡大する中で、ネットユーザーの間で最も激しい議論を呼んだのが「ケツ揉んだ 誰のこと」という主語の特定運動でした。当初、暴露された情報では人物名がイニシャルや伏字で表記されていたため、ネット探偵たちによる強引な推理合戦が勃発。プロ野球選手、人気YouTuber、お笑い芸人、さらには若手俳優に至るまで、過去に似たような酒癖の悪さが報じられた人物が次々と標的になりました。
この時期のネットの反応を分析すると、大きく3つのグループに二極化していたことが分かります。
- 批判・糾弾層:「明白な不同意わいせつであり、冗談で済まされる問題ではない」「表舞台から即刻退場すべき」という厳しいコンプライアンス遵守を求める声。
- 面白半分・ミーム化層:掲示板やSNS上で「ケツ揉んだ」という語感をネタにし、野球の実況スレや大喜利の定型句として消費する層。
- デマ拡散・便乗層:アクセス数を稼ぐために真偽不明の「犯人特定動画」やまとめ記事を乱造し、無関係な著名人を巻き込んだインプレッション稼ぎの層。
当時、現場の空気を知る関係者は「噂が噂を呼び、無関係な同姓同名のタレントや同僚にまで問い合わせが殺到する異常事態だった」と証言しています。確定的なファクトがないまま過激な疑惑だけが一人歩きする構造は、現代のデジタル空間における集団心理の危うさを如実に物語っています。