紅茶が持つダイエタリーパワーの核心は、茶葉の発酵過程で生成される独自の成分にある。茶葉に含まれるカテキンが酸化酵素の働きによって結合すると、「テアフラビン」と呼ばれる赤い色素ポリフェノールへと変化する。このテアフラビンこそが、脂質代謝において決定的な役割を果たしている。
食事から摂取された脂質は、膵臓から分泌される消化酵素リパーゼによって分解されて初めて小腸で吸収される。最新の研究によると、紅茶ポリフェノールおよびテアフラビンは、このリパーゼの働きを強力に阻害することが判明した。脂質の分解・吸収が抑制されることで、余分な脂肪が体内に蓄積されることなくそのまま体外へ排出されやすくなる。つまり、普段の食事とともに紅茶を飲むだけで、脂肪の「入口」をガードするバリアが形成されるわけだ。