ネタの根幹を成すのは、聴く者の耳に一瞬でこびりつく強烈なフレーズの応酬です。「武勇伝、武勇伝、武勇伝でんででんでん、レッツゴー!」というイントロから始まり、中田が披露する荒唐無稽な悪童エピソードに対して、藤森が間髪入れずに賛美の合いの手を打ち込みます。
多くのファンを魅了したオリラジの武勇伝の歌詞には、絶妙なナンセンスと狂気が同居していました。
「見栄を張って素足で革靴」「テストのときに鉛筆へし折る」「カキフライを素手で投げつける」といった、冷静に考えれば単なる奇行や意味不明な行動を、あたかも伝説の武勇伝であるかのように威風堂々と叫ぶ中田。それに対して藤森が満面の笑みで放つ「武勇伝、あっちゃんカッコイイ!」という全肯定のシャウトが、強烈なカタルシスと笑いを生み出しました。
ヒップホップのコール&レスポンスやディスコのパラパラを思わせるフォーメーションダンス、そして「ペケポン!」で締める小気味よい構成。子どもから大人まで直感的に真似したくなるパッケージングこそが、爆発的な中毒性の源泉でした。