2018年春、泰明小学校の名は「アルマーニ標準服」のニュースによって列島を駆け巡りました。導入を主導した和田利次校長(当時)は、銀座の街にふさわしい品格とアイデンティティを育むため、イタリアの高級ファッションブランド「ジョルジオ・アルマーニ」にデザインを依頼。公立小学校でありながら、基本一式で約8万〜9万円超という価格設定が国会でも取り上げられるほどの大騒動に発展しました。
当時吹き荒れた批判の嵐から月日が流れた現在、標準服は学校生活に完全に定着しています。騒動直後は着用義務のない「標準服」である点への懸念もありましたが、実際に入学する児童の着用率はほぼ100%を維持。上質なウール混紡生地の仕立てや機能性の高さ、洗練されたシルエットは、毎日の通学風景に銀座らしい気品を添えています。
入学を経験した保護者への取材によると、「入学前は価格に驚いたものの、冠婚葬祭やお出かけ着としても活用でき、結果的に満足度は非常に高い」「上質で丈夫なため、下の子へのお下がりや卒業後の記念品としても価値がある」といった好意的な声が大半を占めています。批判先行だった導入劇は、今や泰明小学校のブランド価値を確固たるものにする重要な転換点だったと評価されています。