誰もが目にする「混ぜるな危険」の黄色い警告表示。クエン酸や酢、酸性のトイレ用洗剤と混ざることで致死性の塩素ガスが発生することは広く知られている。だが、危険はそれだけにとどまらない。
意外な落とし穴となるのが「お湯」の使用だ。頑固な汚れを落とそうとして熱湯で薄めてしまう人が後を絶たないが、これは極めて危険な行為である。高温の湯と反応すると成分が急速に分解され、有毒な塩素系ガスが大量に空気中に放出される。原則として必ず「水」で希釈しなければならない。
また、窓を開けるだけでなく、部屋全体の空気の流れを意識した立体的な換気が不可欠となる。浴室で使用する際は、ドアを少し開けて換気扇を回し、風の入口と出口を確保する工夫が自らの身体を守る鉄則だ。