ダイソーの店舗網を見渡す上で、利用者が最も関心を寄せるのが「どこが日本一広い店舗なのか」という点です。長年にわたり国内最大の売り場面積(約2,000坪・地上6階建て)として君臨し、聖地と呼ばれた「ギガ船橋店」(千葉県船橋市)は2023年5月に惜しまれつつ閉店しました。これを受け、全国の店舗勢力図は大きく塗り替えられています。
業界誌のレポートや大創産業の店舗開発データによると、現在の「超大型店」の最高峰は、売り場面積およそ1,000坪(約3,300平米)クラスのメガ店舗群です。西日本エリアで群を抜く規模を誇るのが、兵庫県尼崎市に位置する「グンゼタウンセンターつかしん店」です。ワンフロアでありながら端から端まで見通せないほどの広大なスケールを持ち、実質的な国内トップクラスの旗艦店として君臨しています。
一方の東日本においては、東京都墨田区の「アルカキット錦糸町店」がワンフロア約1,000坪の圧倒的な面積を誇り、都内最大級の拠点として知られています。さらに静岡県の「イオンタウン富士南店」や千葉県の「イオンタウン成田富里店」など、郊外型ショッピングモールの核テナントとして展開する大型店がこれに続きます。これらの店舗規模の違いを整理した比較データは以下の通りです。
かつての「面積の絶対値」を競う時代から、現在は「品揃えの深度」と「ブランド複合による相乗効果」を狙う戦略へと舵が切られています。単に広いだけではなく、買い回りやすさと空間演出を兼ね備えた設計が現在の超大型店の主流です。