通算21作目のシングルとして世に出た『シアワセ』の発売日は2007年5月30日。前作『戻れない明日』や『星のない世界 / 横顔』など、切ないバラードや感情の機微を鋭く突く楽曲が続いていた時期にリリースされ、オリコンチャートでも上位にランクインしました。
本作は翌年2008年4月2日にリリースされた8枚目のオリジナルアルバム『秘密』の2曲目にも収録されています。アルバム『秘密』は、恋人同士の親密な関係性や誰にも言えない感情の揺らぎをテーマにした名盤として知られており、その序盤を飾る『シアワセ』は作品全体の温度感を決定づける極めて重要な役割を担っていました。
制作当時の楽曲エピソードとして、aiko自身が「誰かと一緒にご飯を食べることの尊さ」や「好きな人と並んで歩く瞬間の愛おしさ」をストレートに音に落とし込んだと語っています。飾らない言葉で紡がれるリアリティこそが、時代を超えて聴き手の心に刺さり続ける大きな要因です。