加藤晴彦がブレイクした時代を思い返すと、そこには間違いなく時代を象徴する空気感があった。広瀬香美のハイトーンボイスに乗せて流れる『アルペン』のCMは、冬の風物詩としてお茶の間に浸透。続いてスタートした『あいのり』では、視聴者と同じ目線で一喜一憂する等身大のMCとして、番組の躍進を陰で支え続けた。
彼の強みは、気取りのない親近感と、卓越したトークレスポンスの良さの絶妙なバランスにあった。トレンディドラマの二枚目役からバラエティのイジられ役まで自然体でこなす姿は、老若男女問わず幅広い層に受け入れられたのだ。