旅行や出張、あるいは遠隔地への災害ボランティアでバッテリーを携行する場合、航空機内への持ち込み基準を正確に把握しておく必要があります。
国土交通省および国際民間航空機関(ICAO)の危険物輸送ルールにより、リチウムイオンバッテリーの受託手荷物(預け入れ)は全面的に禁止されており、必ず機内持ち込み手荷物にする必要があります。機内持ち込みが許可される容量の上限は以下の通りです。
- 100Wh以下(約27,000mAh以下):個数制限なく持ち込み可能(航空会社規定による)
- 100Wh超〜160Wh以下(約27,000mAh〜43,243mAh):最大2個まで持ち込み可能
- 160Wh超:持ち込み不可
一般的な20000mAh(定格電圧3.7V換算で74Wh)のソーラーモバイルバッテリーであれば、国内線・国際線ともに手荷物として問題なく機内に持ち込めます。ただし、定格容量の記載が擦れて読めなくなっている個体は保安検査場で没収されるリスクがあるため、本体印字の摩耗には注意してください。
また、寿命と耐久性に関しては、充放電サイクル約500回が一般的な交換目安です。防災用途で保管する場合は、自然放電とセル劣化を防ぐため、満充電(100%)や完全放電(0%)を避け、残量60%〜80%程度の状態で涼しい暗所に保管し、半年に1回補充電を行うのがバッテリー寿命を最大化させる秘訣です。