Yahoo!ニュースなどの速報で店舗摘発の事実が報じられるたび、世間からは「なぜそんな怪しい店に入るのか」という冷淡な声が上がりやすい。しかし、実際の被害プロセスは外から見るよりもはるかに巧妙で、心理的なトラップに満ちている。
被害者の多くは「自分は騙されない」と過信していた一般のサラリーマンや観光客だ。親身な相談相手を装うマッチング相手への恋愛感情や、「断ればキャストの女の子が店長に怒鳴られる」という罪悪感の植え付け、さらには店内BGMの大音量と急速な飲酒による判断力の低下。人間の認知バイアスを極限まで計算し尽くした心理誘導が仕掛けられており、密室の中で冷静な判断を下すことは容易ではない。