ベンダースタンド酔心の閉店に象徴されるように、全国のオートレストランは激減の一途をたどっています。しかしその一方で、残された店舗や自販機を「昭和の貴重な生活文化財」として後世に残そうとする動きが各地で活発化しています。
中国地方においては、島根県や山口県などに熱心なオーナーの手によって動態保存されているうどん自販機スポットが現存しており、広島県内からも多くのファンが昭和レトロスポット巡礼のドライブへと足を延ばしています。現存する店舗では、クラウドファンディングで修理費用を募ったり、オリジナルグッズを展開したりと、ファンと一体になった維持活動が展開されています。
便利で無機質なデジタルサービスが広がる現代だからこそ、武骨な鉄の箱から湯気を立てて現れる昭和の麺類自販機が放つ温もりが、世代を超えて再評価されているのです。