野菜くずや肉・魚の切れ端そのものは、捨てた直後はそれほど強い臭いを放ちません。時間が経つにつれて耐えがたい悪臭へと変わる背景には、生ゴミの臭いの原因となる「嫌気性微生物(雑菌)の急激な繁殖」が存在します。
雑菌が有機物を分解・発酵する過程で、腐敗臭の原因物質である低級脂肪酸や硫化水素、アンモニアガスなどが生成されます。この菌が増殖するためには「適度な温度」「酸素の少ない環境」、そして何よりも「豊富な水分」の3条件が必要です。
見落としがちな盲点が、シンクの受け皿やキッチンの排水口のヌメリと臭いです。排水トラップに付着したバイオフィルム(ヌメリ)は雑菌の温床であり、生ゴミ本体だけでなく排水口全体から悪臭が室内に立ち上る原因を作り出しています。