船旅の醍醐味である「食」の領域においても、旧来の簡易的な食堂イメージは完全に払拭されています。レストランで提供されるバイキングは、寄港地や沿線の郷土料理を取り入れた季節感あふれるラインナップが特徴です。
大洗〜苫小牧航路では、北海道産ホタテやサーモンの海鮮メニュー、茨城産の銘柄豚を使用した肉料理など、北関東と北の大地の味覚が惜しみなく並びます。一方の関西〜九州航路では、大分名物のとり天やりゅうきゅう、九州各地の厳選食材を用いたビュッフェが展開され、夕食時には長蛇の列ができるほどの活況を呈します。利用者の利便性を図るため、夕食と翌朝の朝食がセットになったお得な「2食セット券」の自動券売機購入が推奨されています。
さらに、食事以外の共用設備も大幅に拡充されました。大海原をパノラマで見渡せる展望大浴場には本格的なドライサウナが備えられ、寄港地通過時の景観とともに極上の「ととのい」体験が得られます。夜間には3層吹き抜けのアトリウム空間でプロジェクションマッピング演出が施されるなど、洋上ならではの非日常を演出する仕掛けが随所に散りばめられています。