あの日の衝撃を、当時の観客は忘れていない。DDTプロレスリングの豊中大会。高山善廣は、回転エビ固め(サンセットフリップ)を試みた際、頭部からマットに落下した。崩れ落ちる巨体。動かない四肢。レフェリーのストップにより試合は即座に中断され、会場は静まり返った。診断名は「頸髄損傷および変形性頸椎症」。首から下の感覚を失うという、あまりにも残酷な宣告だった。
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