森三中の代名詞といえば、日本テレビ系の大ヒット番組『世界の果てまでイッテQ!』における「温泉同好会」です。過酷な寒冷地でのロケ、体を張ったアクティビティ、そして宴会での本音トークは、平成から令和にかけて日本のバラエティ史に残る名場面を数多く生み出しました。現在も大島や黒沢をはじめ、不定期ながらスペシャル企画やスタジオゲストとして番組の象徴的な役割を果たし続けています。
一方で、現在の森三中の支持基盤を語る上で欠かせないのが、公式YouTubeチャンネル『森三中ube』(もりさんちゅーぶ)の存在です。テレビのような過剰な編集や過激な演出を一切排除し、「3人がただ美味しいものを食べる」「スーパーで買ってきた総菜を試食する」「雑談しながら料理を作る」というゆるやかな日常を配信しています。
チャンネル登録者数は数十万人を超え、動画1本あたりの再生回数も安定して数十万回を記録。視聴者コメント欄には「仕事や育児に疲れた夜、森三中が笑いながらご飯を食べている姿を見るだけで救われる」「3人の関係性が平和すぎて実家に帰ったような安心感がある」といった声が溢れています。平成の「体を張るお笑い」から、令和の「肯定感と安心感をもたらすライフスタイルコンテンツ」へ、見事なピボット(方向転換)を遂げたと言えます。